2014.10.07
建物・設備
伊吹おろし(卓越風)を利用したデータセンター
こんにちは!
管理部の牧野です
今回はデータセンターの『風』の活用について紹介します。
標題の伊吹おろし(卓越風)とは建設中のデータセンターがある地域において最も頻繁に現れる風向の風のことです。
当社が立地する大垣市は西北西方向に標高1377メートルの伊吹山がそびえ、夏期以外の多くの月で吹き降しの風が吹いております。
冬季には季節風として『伊吹おろし』の名称で呼ばれる寒く強い風です。
【大垣市の風配図】*気象庁のデータを元に作成しています。
建設中のデータセンターではこの伊吹おろし(卓越風)を最大限に活用します。
建物の北側についてブリージングキャノピと呼ばれる突起形状を計画、西側に給気ガラリを設け局所的な風圧係数を増大、流入する外気風速の三乗に比例する動圧効果も合わせ、外気冷房送風動力の低減を目指しています。
【ブリージングキャノピ概念図】
学生時代に自転車通学でとても憎かった風がこれからは味方になってくれそうです。
ブリージングキャノピについては、形状を含め後日紹介いたしますが、外観にも特徴のあるデータセンターとなりそうで楽しみです。