2021.07.20
技術部情報
中の人の日常
【MiraiNET】私がウォッチしている「CentOS8以降」のOS
みなさん 、
CentOS Projectから昨年末に2029年までサポート予定だったCentOS Linux 8を
2021年末で終了と発表されてからいかがお過ごしでしょうか。
弊社もCentOSを長年使っており激震のニュースでした。
CentOS Projectの後継としてはCentOS Streamとなりますが
CentOS Streamは既存のCentOS Linuxとは違い、
RHELのアップストリーム(開発)ブランチという位置付けと公式の資料から読み取れます。
現時点ではあまり、大きな変更点等はないですが
将来的にどのように進化して行くかは、わからない状態です。
ここからは弊社も含めてCentOS Linux 8からどのOSに移行するかをみなさん彷徨われていると思います。
私がウォッチしているOSについて現在の状態をお伝えします。
———————————————————————-
▼RHEL系 (RHELとの互換性がある程度保たれているOS)
———————————————————————-
・Oracle Linux
Oracle が開発するディストリビューションです。
最初のリリース2006年で老舗
無償で利用可能でOracleによる有償技術サポートあり。
特徴は下記2つLinuxカーネルを提供していて、選択ができます。
Red Hat Compatible Kernel(RHELで配布されているのと同一のカーネル)
Unbreakable Enterprise Kernel(Oracleによって構築されたLinuxカーネル Oracle製品に最適化)
・AlmaLinux
The AlmaLinux OS Foundationが開発する CloudLinux OSを母体にした、新しいディストリビューションです。
CloudLinuxは、このプロジェクトに年間100万ドルを投じる計画を表明しています。
CloudLinuxが自身の事業ため牽引している状態です。
無償で利用可能でCloudLinuxによる有償技術サポートあり。
特徴は現行バージョンのRHELとの互換性を目標に企業が母体で開発されたディストリビューションだということ。
・Rocky Linux
The Rocky Linux Foundationが開発するコミュニティがサポートする新しいディストリビューションです。
無償で利用可能で外部の有償技術サポートあり。
特徴は現行バージョンのRHELとの互換性を持つように設計されコミュニティで開発されたディストリビューションだということ。
———————————————————————-
▼その他 (CentOSとの互換性はないものの長期サポートを行なっているO S)
———————————————————————-
・Ubuntu
Canonical UK Ltd. Ubuntuプロジェクトが開発しているディストリビューションです。
Debian GNU/Linuxを母体としています。
グローバルでは相当なシェアを持っていてLTSバージョンだと10年以上のサポートをしている。
・SUSE Linux Enterprise Server
SUSE が開発するディストリビューションです。
有償にて利用可能で技術サポートあり。
ミッションクリティカルな分野では圧倒的な実績があるOSで10年以上のサポートをしている。
※2021年7月8日時点の情報になります。
今現在だと私自身も色々触ってみて何を今後使うかは検討中の状態です。
会社が母体にいるディストリビューションやコミュニティが主体なディストリビューションと
様々で今後の世間の動向を踏まえウォッチしていきたいと思います。
またお知らせ致します!
CentOS Projectから昨年末に2029年までサポート予定だったCentOS Linux 8を
2021年末で終了と発表されてからいかがお過ごしでしょうか。
弊社もCentOSを長年使っており激震のニュースでした。
CentOS Projectの後継としてはCentOS Streamとなりますが
CentOS Streamは既存のCentOS Linuxとは違い、
RHELのアップストリーム(開発)ブランチという位置付けと公式の資料から読み取れます。
現時点ではあまり、大きな変更点等はないですが
将来的にどのように進化して行くかは、わからない状態です。
ここからは弊社も含めてCentOS Linux 8からどのOSに移行するかをみなさん彷徨われていると思います。
私がウォッチしているOSについて現在の状態をお伝えします。
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▼RHEL系 (RHELとの互換性がある程度保たれているOS)
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・Oracle Linux
Oracle が開発するディストリビューションです。
最初のリリース2006年で老舗
無償で利用可能でOracleによる有償技術サポートあり。
特徴は下記2つLinuxカーネルを提供していて、選択ができます。
Red Hat Compatible Kernel(RHELで配布されているのと同一のカーネル)
Unbreakable Enterprise Kernel(Oracleによって構築されたLinuxカーネル Oracle製品に最適化)
・AlmaLinux
The AlmaLinux OS Foundationが開発する CloudLinux OSを母体にした、新しいディストリビューションです。
CloudLinuxは、このプロジェクトに年間100万ドルを投じる計画を表明しています。
CloudLinuxが自身の事業ため牽引している状態です。
無償で利用可能でCloudLinuxによる有償技術サポートあり。
特徴は現行バージョンのRHELとの互換性を目標に企業が母体で開発されたディストリビューションだということ。
・Rocky Linux
The Rocky Linux Foundationが開発するコミュニティがサポートする新しいディストリビューションです。
無償で利用可能で外部の有償技術サポートあり。
特徴は現行バージョンのRHELとの互換性を持つように設計されコミュニティで開発されたディストリビューションだということ。
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▼その他 (CentOSとの互換性はないものの長期サポートを行なっているO S)
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・Ubuntu
Canonical UK Ltd. Ubuntuプロジェクトが開発しているディストリビューションです。
Debian GNU/Linuxを母体としています。
グローバルでは相当なシェアを持っていてLTSバージョンだと10年以上のサポートをしている。
・SUSE Linux Enterprise Server
SUSE が開発するディストリビューションです。
有償にて利用可能で技術サポートあり。
ミッションクリティカルな分野では圧倒的な実績があるOSで10年以上のサポートをしている。
※2021年7月8日時点の情報になります。
今現在だと私自身も色々触ってみて何を今後使うかは検討中の状態です。
会社が母体にいるディストリビューションやコミュニティが主体なディストリビューションと
様々で今後の世間の動向を踏まえウォッチしていきたいと思います。
またお知らせ致します!