社員ブログ

2024.08.14 技術部情報

【MiraiNet】はじめてAPの設定した話

こんにちは。
技術部ネットワークチームの安藤です。

今回は先月奈良であったJANOG54で会場ネットワーク構築を行うNOCチームに参加した話をしたいと思います。

JANOG54のNOCでは役割毎にチーム分けが行われていて、私はAPチームに所属していました。

AP(Access Point)とは、wi-fiの電波を送受信を行う機器のことです。
クライアント(利用者)と無線で通信を行うので、インターネットに接続するための入口とも言えます。

私は今回のNOCをやる前は完全にAP初心者でしたが、NOCを通じて学んだAPの設定の基礎の部分をお話ししたいと思います。
私の学んだ範囲での最低限必要な設定のみのご紹介となりますが、ご容赦頂けると助かります。

1.SSID
wi-fiに接続するための識別子。スマホやPCで繋ぎたいネットワークを選ぶときにこの名前から探すと思います。

2.パスワード
PSK方式の際に必要なパスワード。スマホやPCでSSIDを選択したときに要求されるものですね。

3.暗号方式
WPA2,WPA3等があると思いますが、個人利用の場合はクライアントが対応している暗号方式で変えるとよいと思います。

4.ネットワーク設定
機器自体のIPやvlan設定、ルータやnat、DHCP機能など。
今回のNOCではDHCPやルータは別に用意されていたため、ブリッジモードで運用していました。

5.無線設定(RF設定)
その名の通り、無線の設定です。
今回のような大規模な会場で複数APを用いて運用する場合は一番重要になると思います。
電波の送信出力、最小ビットレート(クライアントとの通信速度の最低値)、チャネルなど様々な設定を変更できます。
複数APを使用するような大規模な環境では、電波の干渉やチャネルの割り当て方を考慮する必要がありますが、
今回は機器が自動で電波の最適化を行う設定で運用していたため、特に大きく設定変更はしていません。

以上、私が学んだ範囲での最低限必要な設定となります。

次回APが触る機会があれば、チャンネルなど無線設定を手動で行ってみると面白そうだなと思いました。
(無線は目に見えないため、設定の確認等がかなり大変になると思いますが…)